【奈文研にフレッシュな仲間がやってきた】
2025年の秋、奈良文化財研究所に元気いっぱいな中学生たちがやってきました。近隣の伏見中、都跡中、富雄中、富雄南中から集まった計7名の2年生。 研究員のアドバイスを受けながら、3日間どっぷりと「歴史を解き明かす仕事」に挑戦。「働くってどういうこと?」「自分の将来は?」そんな期待とちょっぴりの緊張を胸に、特別な冒険がスタートしました。
【土器に、瓦に、木簡に。本物の歴史に触れる感動】
まずは研究所の中を探検し、発掘された様々な遺物が展示されるまでのプロセスを学習。そのあとは、いよいよ実践です。 土器の洗浄やパズルさながらの接合、そして瓦の拓本(たくほん)作りにチャレンジしました。みんなの集中力は凄まじく、まさに「全集中」!バラバラだった土器の破片がピッタリ重なった瞬間や、美しい拓本が採れた時には、「おぉ〜っ!」と思わず歓声が上がる場面も。【写真1】 さらに、木簡の整理や撮影を通じて、チームワークの大切さも実感。「地道な作業の積み重ねが、歴史を動かすんだ。」という発見があったようです。
【写真1】瓦の洗い体験
【目指せ、展示のプロ。クリエイティブな才能が爆発】
「展示をどう見せるか?」......これも大事な研究員のお仕事です。 生徒たちには展示パネルの作成やディスプレイにも挑戦してもらいました。「こっちの角度がカッコいい。」「ライトを当てると質感が伝わるよ。」と、大人顔負けの柔軟なアイデアが次々と飛び出します。 自分たちで工夫して作り上げた展示を、プロ直伝のテクニックで写真に収めた時の、みんなの満足げな笑顔がとっても印象的でした。【写真2】
【写真2】展示パネル作成
【心温まるメッセージが届きました】
体験終了後、生徒たちから心温まるお手紙をいただきました。 「将来の夢が広がった。」「大学で考古学を勉強してみたい。」など、嬉しい言葉がぎっしり。その中から、特に素敵なメッセージをご紹介します。
「たくさんの人が協力することで、初めて多くの人に正確な情報を届けられるのだと知りました。これからは『人と協力すること』を大切にして、みんなで何かを成し遂げる達成感を味わっていきたいです。」
こんなに頼もしい感想をいただけて、私たち職員もパワーをもらいました。奈良文化財研究所は、これからも未来へ羽ばたくみんなを応援しています。
(環境整備課長 西川 知延)
