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東大寺東塔の復元研究の成果

 奈文研は、宗教法人東大寺から委託を受け、平成30年(2018)から東大寺東塔(七重塔)の復元研究をおこなってきました。特に、奈良時代創建の東塔について、初重方5間(一辺約15m)、七重塔、本瓦葺で、相輪を含む高さが230.8尺(約68m)となる復元案を導きました。

 本研究の主な成果について、令和6年(2024)4月24日に記者発表をおこない、公表しました。また、一連の成果をまとめた報告書『東大寺東塔の復元研究』(奈良文化財研究所学報第104冊、令和6年3月、非売品)を刊行しました。

 報告書は、電子媒体(PDF)と紙媒体の2種類を作成しました。電子媒体は、全国遺跡報告総覧で全文無償公開しております。なお、紙媒体は同年5月以降に、全国の都道府県立図書館などに頒布する予定です。

・記者発表資料(成果の要約)https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/139170

・報告書 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/139162

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(文化遺産部建造物遺構研究室研究員 目黒新悟)

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