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【全国遺跡報告総覧】[データ登録機関向け]発掘調査報告の掲載有無について

2022年6月2日、データ登録時の項目に発掘調査報告の掲載有無を追加しました。
これは、『発掘調査報告書総目録』作成※1に関わる対応です。事務連絡「報告書データベースの作成について(依頼)」(令和4年3月、文化庁文化財第二課長・奈良文化財研究所長)の別紙1「報告書データベースの作成要領」でお知らせのとおり、令和5年度以降に、都道府県ごとに発掘調査報告書総目録を刊行します。
総目録掲載対象を区別するための事前準備となるものです。

以下の条件に合致するものは、データ登録時に発掘調査報告項目にて「掲載されている」にチェックお願いします。

・発掘調査の報告書・概報・概要・速報:調査成果に関わるものを対象とする。ただし、研究論集は対象外とする。
・遺跡地図・文化財地図
・発掘調査の測量調査報告等
・遺跡・遺構の調査報告集成・保存・整備・復元・保存管理計画等:礎石・基壇・石畳・石垣・石仏・道標・石棺・窯跡等も含む
・出土遺物の調査報告・集成・保存処理報告等:出土文字資料(木簡)等も含む
・やきもの等で埋蔵文化財に関わるもの:埋蔵文化財調査の記載があれば対象とする・ただし美術品のカタログ・展示品目録等は対象外とする。
・○○の文化財:自治体刊行の基礎的なものは対象とする。広報的なものは対象外とする。


発掘調査報告項目にて「掲載されている」にチェックされているデータが、発掘調査報告書総目録刊行時に、掲載対象となります。既登録データについては、奈良文化財研究所で遡及登録いたします。
なお、データ登録時の掲載有無の設定が必ずしも総目録対象とならないこともありうること、ご承知おきください。

※1 発掘調査報告書総目録
これまで戦前を含め発掘調査報告書の発行数は不明であり、十数万~二十万冊とも言われてきました。
奈良文化財研究所(以下、奈文研)では、実数を確定するため、全国の発掘調査報告書の総目録を作成しています。既に新潟県、大阪府、兵庫県、島根県、高知県の総目録は完成しています。

[参考] 都道府県別の発掘調査報告書総目録 第一弾兵庫県編の公開

https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2018/04/hyogosomokuroku.html

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