二十四節気の一つ「大寒(2021年1月20日)」を過ぎ、最も寒さが厳しい時期に入りました。
この時期に発生する自然現象に、奈良盆地特有の地形がもらたす「放射冷却現象」があります。
「放射冷却現象」によって発生した濃い霧が、絹のベールさながら古代の復原建造物を包み込み、まるで現代人の視界からその姿を隠そうとしているかのような印象を抱きました。
ほどなく第一次大極殿西側に位置する池の水面に、一羽のダイサギが降り立ちました。純白の姿は霧の中でもその姿を隠すことは叶わず、とても美しい姿態は時を忘れて魅入ってしまうほどです。
やがて霧はゆっくりと流れていき、気付くとダイサギの姿も霧と共に消えていました。
自然の神秘を垣間見ることができる平城宮跡。今後は宮跡に集う野鳥の姿もお伝えしていきます。

第一次大極殿
朱雀門
東区朝堂院付近の桜並木
第二次大極殿跡柱跡
第二次大極殿跡基壇
第二次大極殿跡柱跡
第二次大極殿跡柱跡
第二次大極殿内裏跡
第二次大極殿跡基壇
朱雀門広場
朱雀門
ダイサギ
ダイサギ
ダイサギの飛翔 クリックで拡大していただけます
撮影場所
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