なぶんけんブログ|奈良文化財研究所に関する様々な情報を発信します。

藤原宮大極殿院の発掘調査(飛鳥藤原第205次)の現地見学会のご報告

 2020年11月7日(土)、藤原宮大極殿院東面回廊の発掘調査(飛鳥藤原第205次)の現地見学会を開催しました。

 当日は480名の方にご参加いただきました。

発表資料はこちらです。 >>電子公開ページ

発掘担当者からのコメント:都城発掘調査部 主任研究員 若杉 智宏

 近年、継続的に行ってきた大極殿院の調査ですが、東面回廊をメインとした発掘調査は今回で最後となりました。本格的な調査は5月末から始まり、見学会では、約5ヶ月にわたる調査の成果を公開することができました。

 当日は高確率の雨予報で、朝から雨が降っていることを覚悟していましたが、実際の天気は、多少パラつく程度で、強い雨に降られることもなく、無事、見学会を終えることができました。こうした幸運にも恵まれ、コロナ禍の中、480名もの方に来跡いただき、まことに嬉しく思っています。

 発掘はもう少しで終了する予定ですが、最後まで気を緩めず、丁寧な調査を行っていきたいと思います。

 

月別 アーカイブ