2月21日(金)に、平城宮跡資料館にて開催しております「発掘された平城 2019」の関連イベントとして研究員によるギャラリートークを行いました。当日は天気も良く、多くのお客様にお越しいただきました。
第2回目となる今回は西大寺旧境内の発掘調査に関するお話です。
本調査では大型の掘立柱が発見されました。幢幡遺構の可能性があると現場班が早期に気付いたことから、SfM-MVSという最新の技術を用いて調査することができました。研究員から現場の様子を直接聞くことができ、お客様は真剣に聞き入っていらっしゃいました。
ギャラリートークの終盤では、研究員が大型掘立柱の底面に確認できた墨線がどのように引かれたのかをパネルと
タコ糸を用いて実演しました。お客様も興味深そうで、一番会場が盛り上がった時間でした。
トーク終了後には質問タイムを設け、お客様からの質問に研究員がお答えしましたが、するどい質問もあるなど皆様の関心の高さが窺えました。
次回のギャラリートークは3月6日です。まだ展示をご覧になっていない方はこの機会にぜひお越しください。
【今後のギャラリートーク予定】
3月6日(金) 平城宮東区朝堂院
3月19日(木) 左京二条二坊十五坪
※各回14時半~
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、
予定しておりました3月6日(金)のギャラリートークを中止いたします。
3月19日(木)のギャラリートークについては、開催を中止する場合は改めてHPに掲載いたします。
皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。