令和元年6月7日(金)、平城宮跡大極殿院地区の発掘調査(平城第612次調査)の現地説明会を開催しました。
当日は180名の方にご参加いただきました。
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発掘担当者からのコメント:都城発掘調査部 主任研究員 桑田 訓也
雨の降りしきる中、予想を上回る多くの方にお越しいただき、ありがとうございました。
平城宮跡の調査ながら、奈良時代ではなく平安時代のお話が中心という珍しい説明会で、背後にそびえ立つ大極殿と目の前の遺構とのギャップを埋めるのに苦心しました。
当日は、時にマイクの声をかき消すほど強い雨に見舞われましたが、かえって土の色が鮮明に表れ、南北溝の遺構には実際に雨水がたまり、往時の情景をイメージしていただきやすかったのではないかと思います。
平城宮跡の調査は今後も続きます。次は晴れると思いますので、また現地説明会に足をお運びいただけましたら幸いです。