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文化的景観研究集会(第7回)の開催 その1:ポスターセッション編

景観研究室では、11月28日〜29日にかけて文化的景観研究集会(第7回)「営みの基盤 生態学からの文化的景観再考」を開催しました。
 
今回の研究集会では、市町村の担当職員、大学の研究者、コンサルタントの職員から大学院生、学部生に至るまで、さまざまな立場で文化的景観にかかわられているおよそ90名のみなさまにご参加いただくことができました。
 
その模様を、3回にわたってご報告したいと思います。
 
 
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その1 ポスターセッション編(今回)
その2 シンポジウム編
その3 エクスカーション編
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今回の研究集会では、講演者の報告と討議で構成されるシンポジウム(その2参照)に加え、初めての試みとしてポスターセッションを導入しました。
 
さまざまな立場で文化的景観の調査研究や計画策定、地域の取り組みを進められている方にご発表いただくことで、文化的景観を総合的に議論できる場を設けていきたいということから企画しました。
 
 

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初めての開催にもかかわらず、自治体の職員、コンサルタント職員、NPOや地域団体の方々、大学・研究機関の研究者、大学院生、学部生などさまざまな方から21点ものご応募をいただきました。
 
発表内容も価値調査から計画策定、地域づくりの実践など多岐にわたり、国内外の多くの事例が扱われました。価値調査の成果が計画策定や地域づくりにつながることを目指した発表が多く見られたことも、文化的景観らしさを感じさせるものでした。
 
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コアタイムの発表時間には会場に熱気が充満するほどの熱い議論が交わされ、時間があっという間に過ぎていきました。
 
試行錯誤のなかでのポスターセッションでしたので、スペースの狭さ、時間の短さなど、発表者、参加者のみなさまにはご不便をおかけし
ましたことをお詫びいたします。今後は今回の経験を活かして、さらに充実したポスターセッションを展開していければと考えております。次回以降もご期待ください。
 
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なお、福井恒明法政大学教授を委員長とする選考委員会を設置し、学術研究部門(若手研究者)、地域計画・活動部門からベストポスター賞を決定し、表彰いたしました。
発表ポスター及び受賞ポスターの一覧は下記に掲載しています。
 
 
 
(景観研究室)
 
 
 
 
 
 
 
 

 

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