平成27年12月20日(日)、興福寺中室・経蔵・鐘楼の調査(平城第559次調査)の現地説明会を開催しました。
当日は1200名の方にご参加いただきました。
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発掘担当者からのコメント:都城発掘調査部史料研究室 桑田訓也
10月からスタートした今回の調査。基壇建物3棟という盛りだくさんの内容でしたが、どうにか年内に見学会を開催することができました。
今回の調査区では、遺構の残りがたいへん良く、建物そのものはもちろん、その周囲の状況についても貴重な情報が得られました。
事前の報道でも大きく取り上げていただき、見学会当日も柔らかな日差しに恵まれ、たいへん多くの方々にお越しいただくことができました。
晴天が続いたおかげで現場の状態も良く、興福寺の生の遺構の迫力を、十分にご堪能いただけたことと思います。
また今回は、同日に行われた朱雀門前と奈良警察署跡の現地説明会をあわせ、3カ所をめぐるスタンプラリーを開催いたしました。こちらもたいへん好評を博しました。
寒い中、また年末の慌ただしい時期にもかかわらず足をお運びいただいた皆様、ほんとうにありがとうございました。