梅雨明けから10日が経ちましたね。長い眠りから目覚めた蝉たちも早朝から一斉に鳴き始めています。
平城宮跡には蝉たちが集まる樹木が多数あります。佐伯門跡から第一次大極殿に向かって一本の並木道があります。春には多種類の桜が美しい通りですね。
夏を迎え、木々は緑の葉をたたえ蝉たちがたくさん集まってきて大合唱をしています。桜の木の他にもドングリが実る木もあります。 今回は三種類の木をご紹介したいと思います。
佐伯門近くの並木 |
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スダジイは大木になる木です。 大きく張り出した枝と葉が、真夏の強烈な太陽光を遮ってくれます。
実はでこぼこした殻に包まれており、10月中旬頃には熟して中から黒い実が現れます。
またその頃の様子をお伝えできたらと思います。
スダジイ |
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スダジイ |
スダジイの実 |
シラカシは、材が白味の強い淡褐色であることから、「白樫」と名付けられたそうです。
ドングリは渋みがあるのでそのまま食すことはできず、貯食の習性のある動物は、土に埋めることで渋抜きをしているそうです。
シラカシ |
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シラカシの実 |
マテバシイの葉は大きく、思わず目を引きます。そして何よりその実は日本最大の大きさだとか。今は淡い緑色ですが、秋頃には茶色のドングリに出会えることでしょう。
マテバシイ |
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マテバシイの実 |
マテバシイの実 |