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復興調査への支援(福島県南相馬市東町遺跡・上渋佐原田遺跡 その9)

6月30日~7月4日の支援状況

 

上渋佐原田遺跡、東町遺跡ともに、調査期間が残すところあと1か月となりました。梅雨にも関わらず天気に恵まれ、作業が急ピッチで進んでいます。今週も南相馬市、福島県の調査員に加え、白河市、北塩原村、奈文研職員が参加しました。

 

上渋佐原田遺跡では、A区の調査が先週終了し、B区の調査が本格化しています。B区では、調査面積3,500㎡の中に、竪穴建物や掘立柱建物、土師器を焼いた土坑、畠と考えられる格子状の耕作溝などが見られます。これらの遺構は出土する土器から平安時代のものと推定され、どうやら掘立柱建物群→畠→竪穴建物群へと変遷しそうであることもわかってきました。

 

奈文研職員は、これらの遺構の掘削に並行しながら、遺構の図面作成に従事しています。遺構の記録は、遺構(建物など)の作り方や埋まり方を知るための重要な作業です。掘削と記録をひたすら続けて、完掘へ向けてラストスパートです。

 

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遺構実測をおこなう奈文研職員

 

 

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遺構と向き合う現地調査員

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