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飛鳥資料館 第5回写真コンテストの開催が決まりました

今回のテーマは  「飛鳥の甍(いらか)」  です!

 甘樫丘から遠望する飛鳥の集落の家並。古からの法灯を受け継ぐ寺院。大和棟の民家の庇。飛鳥では美しい瓦葺きの屋根―甍―をいたるところで目にします。
 瓦が日本で初めて葺かれたのは飛鳥の地でした。崇峻天皇元年(588)、百済から渡来した瓦博士が飛鳥寺の創建に参加し、瓦葺きの伽藍が完成します。その後、瓦葺きの建物は、飛鳥時代の寺院や、藤原宮の宮殿などに広まっていきました。
 それから1400年余、古代の伽藍や宮殿は失われました。跡には自然の草花が生い茂り、礎石や土壇に古の甍がしのばれます。その傍らで、飛鳥の里には、近世から現代にかけての瓦葺きの建物が軒を連ねています。
 今回のコンテストでは、「飛鳥の甍」をテーマに、瓦の美しさや古の甍をイメージさせる写真を募集します。

応募の詳細は順次、飛鳥資料館ホームページにアップします。

みなさまのご応募おまちしております!!

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