奈良文化財研究所に関するさまざまな情報を発信します。

西トップ遺跡通信7(2012年6月14日) [Western Prasat Top 7]

 しばらく途絶えていました西トップ通信ですが、新年度になって新たな調査が始まり、研究員が頻繁に現地入りするようになりました。6月は考古班の第14次調査と6月6・7日に開催された国際技術委員会出席のために、6月1日から調査団が現地入りしました。西トップ遺跡では上成基壇の解体が進んでおり、下成基壇の上面には砂岩による敷石が全面にわたって敷かれていることがわかってきました(写真1)。また上成基壇と下成基壇の基壇内部の調査のため小トレンチを入れたところ(写真2)、上成基壇内部は砂岩チップの混ざった基壇土であるのに対し、下成基壇内部には淡赤褐色の細かい砂が詰まっていることが明らかとなりました。
 
 また今後の再構築に向かって散乱石材の調査を進めたところ、南祠堂躯体部の石材が徐々に見つかりつつあり、特に南面と西面の仮組が進みました(写真3)。
 
 今後は上成基壇の解体を進め、下成基壇上面の敷石を全面検出して、調査・記録を実施します。
 
20120614_1A.jpg
写真1
 
 
 
20120614_2A.jpg
写真2
 
 
 
20120614_3A.jpg
写真3

月別 アーカイブ