景観研究室Cultural Landscape Section基礎的研究

日本の文化的景観保護に関する基礎的研究

 文化財保護行政に資する研究を目的に、文化的景観の保護に関する基礎的かつ体系的な研究を進めています。


国内の文化的景観保護に関する情報の収集・整理

 国内における文化的景観保護に資することを目的に、国内における文化的景観の保存および整備・活用に関する情報及び成果物(保存調査報告書、保存計画書、整備活用計画書、各種リーフレット・フライヤー等)を、都道府県・市町村等の協力も得ながら継続的に収集し、国内における動向の体系的な整理を図るとともに、その成果は定期的に取りまとめ、「文化的景観資料集成シリーズ」等の刊行物やウェブサイトを通じて公表しています。


「学」の構築に向けた検討:「文化的景観学」検討会

「文化的景観」はまだまだ若い概念であり、研究・実践両面において十分な蓄積があるとはいえません。そのため、各地の実践(取組)を支えられる考え方の基盤(「学」)が求められています。景観研究室では、分野を横断して文化的景観の論じる視点を体系化させ、「文化的景観学」として理解することを目的に、9名の外部有識者(研究者、行政担当者)とともに、継続的に「「文化的景観学」検討会」を開催しています。

 ■「文化的景観学」検討会のページ


文化的景観保護に関する諸外国との比較研究

■諸外国との比較研究

 2011年度より、文化的景観およびその保存・活用に関する調査・研究の一環として、諸外国との比較研究を開始しています。

 2011年度は北米地域を対象に実施し、アメリカ国立公園局保全学研究所のノーラ・ミッチェル所長からの情報収集、また、マーシュ-ビリングス-ロックフェラー国立歴史公園(ヴァーモント州ウッドストック)での現地調査もおこないました。

 2013年度はヨーロッパ地域を対象とし、フランスにおける現地調査をおこないました。

 また、2014年度はアジア地域を対象とし、インドネシアにおける現地調査を実施しました。

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■世界遺産関連書籍の翻訳刊行

 2012年度よりUNESCO(国連教育科学文化機関)と奈良文化財研究所のあいだで翻訳出版権締結を行い、世界遺産に関する基礎的出版物である"World Heritage Papers"のうちvol.26 "World Heritage Cultural Landscapes: A Handbook for Conservation and Management"の翻訳・編集を進めてきました。その成果は、2015年3月に『世界遺産の文化的景観ー保全・管理のためのハンドブック』として刊行しました。

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「景観を読む会」

「景観」に関連する文献の読書会「景観を読む会」を定期的に開催しています。

 

■Book Review(5th) 中沢新一『アースダイバー』

■Book Review(4th) 樋口忠彦 『日本の景観 ふるさとの原型』

■Book Review(3rd) ドロレス・ハイデン『場所の力 パブリック・ヒストリーとしての都市景観』

■Book Review(2nd) M.G.Turner, R.H.Gardner, R.V.O'Neill『景観生態学 生態学からの新しい景観理論とその応用』

■Book Review(1st) 中川理 『風景学 風景と景観をめぐる歴史と現在』






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