企画調整室 Planning and Coordination Section 概要

企画調整室について

企画調整室は、奈良文化財研究所が行う研究にかかわる事業について全体的・総合的に調整し、事業成果の内外への情報発信や活用を担当しています。

これらの事業の中で主なものには、

・ 地方公共団体等の文化財担当者に対する研修
・ 研究所の調査研究成果や文化財に関する情報の発信と展示公開普及
・ 文化財情報の収集・発信システムの研究と情報の整備充実
・ 国際的な文化財の調査・保護活用に関する協力・援助
・ 国際学術交流あるいは研修等についての企画調整
・ 飛鳥資料館・平城宮跡資料館等における展示公開普及

があります。

また、文化財担当者に対する研修については、年度ごとに計画立案し、高度で専門的な研修を実施しています。


巡訪研究室

企画調整部企画調整室のお仕事
 企画調整室は、現在、室長1名(企画調整部長兼任)という状況です。おもな活動としては、①外部からのお問い合わせについての対応、②文化財担当者等研修の企画調整、③『奈文研論叢』の編集があげられます。

 ①については、総務課や連携推進課に寄せられたお問い合わせについて、対応するのが妥当と思われる担当部局を判断して回すとともに、回答が可能なものについては、直接回答をしています。お問い合わせの件数は、年間を通じて、かなりの数にのぼるとともに、一般の方と奈文研の接点となることから、けっこう時間と気を遣う業務です。

 ②については、総務の研修係と協力しながら、研修企画委員会を主催し、中期計画(5か年)の間の基本計画と、毎年の具体的な研修計画を立てます。また、開講する各研修については、各地の地方公共団体や文化庁の関連部局からの要望をくみ取り、担当研究室とともに研修内容の見直しを図っています。


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junpou22_2.jpg 文化財担当者等研修のようす(2019年度 古文書歴史資料調査基礎課程)


junpou22_3.jpg文化財担当者等研修のようす(2019年度 低湿地遺跡調査課程)


  ③の『奈文研論叢』とは、令和元年度に創刊された奈文研の新しい論文集です。査読制によって学術的な水準を担保しながら、奈文研所員がテーマや分量にとらわれることなく、個人研究の成果を内外に自由に発表する場にすべく、投稿の呼びかけから新号の発送まで、なれない書籍編集に奮闘しています。


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奈文研論叢の編集過程


junpou22_6.jpg完成した奈文研論叢第1号


 企画調整室は、本来、企画調整部の要の部屋として、もっと活躍しなければならないと、忸怩たる思いをしてますが、なにぶん1人で切り盛りしなければなりません。皆様のご協力を仰ぐとともに、現状につきましてご容赦いただければ幸いです。

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