職員紹介

田村 朋美タムラ トモミ/TAMURA Tomomi
都城発掘調査部 主任研究員(飛鳥・藤原地区)/企画調整部国際遺跡研究室(兼務)/埋蔵文化財センター保存修復科学研究室(兼務)


保存科学・文化財科学が専門です。飛鳥・藤原地域から出土した金属製品や木製品の保存処理業務を担っています。研究活動としては、X線などの光学機器を用いた考古遺物の材質分析を得意としています。特に、蛍光X線分析を用いた化学組成分析から日本で出土するガラス玉生産地や交易ルートの解明を目指して研究に取り組んでいます。
これまでに、日本列島で出土したガラス玉を5万点以上分析しました。弥生時代~古墳時代の日本列島には、中国や朝鮮半島などの東アジアで作られたガラス玉だけでなく、東南アジアや西アジア、遠くは地中海世界で作られたガラス玉が流入していたことが明らかとなってきました。現在は同位体比分析を中心に、ガラス玉のより詳細な生産地の推定を目指しています。


奈文研チャンネル(https://www.youtube.com/watch?v=QAn0OxNwaUA
奈文研ブログ①古代のリサイクル -鋳型によるガラス小玉の生産-(https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2015/01/20150130.html
奈文研ブログ②インドからローマまで(https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2018/06/20180615.html
奈文研ブログ③ふたつのトンボ玉(https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2022/03/20220301.html


木簡の保存処理(凍結乾燥機から取り出すところ) インドネシアのガラスビーズ工房調査
(ガラスビーズがあるところならどこでも行きます)
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