都城発掘調査部遺構研究室 研究員
古代・中世の東大寺東塔の復元研究を担当しています。建築史の観点から、発掘遺構、文献史料、類例比較等に基づいて、現代の誰も見たことのない、往時の姿を描き出しています。
その傍ら、イタリア・ミラノの建築設計事務所での経験などから、地域や歴史の文脈をふまえつつも、新たな文脈を創造する現代建築の表現について関心を持ちました。それに関する議論の土壌となる、データベースの作成と批評言語の構築を目指した、現代建築史研究を継続中です。
建築意匠論、建築史
2018年 | 「公開展示されたミラノの近代の住宅における空間イメージの枠組み パンフレットの解説文を分析資料として」『2018年度日本建築学会大会学術講演梗概集 建築歴史・意匠』pp.363-364 |
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2017年 | 「Architectural Representation of "Local Tradition" as seen from Discourses of Contemporary Japanese Architecture」『The Sixth International Education Forum on Environment and Energy Science in Spain』Abstracts D115 |
2017年 | 「〈地場の伝統〉の建築的翻案とその組み合わせによる建築表現 現代日本の建築作品の設計論にみる〈地場の伝統〉の参照と反映による建築表現 (2)」『2017年度日本建築学会大会学術講演梗概集 建築歴史・意匠』pp.471-472 |
2016年 | 「広島県尾道市の斜面市街地における近代の数寄屋建築の配置構成と地域的展開」『2016年度日本建築学会大会学術講演梗概集 建築歴史・意匠』pp.903-904 |
2014年 | 「越後大工・小黒杢右衛門重命による禅宗寺院と旧笹川家住宅に共通する空間構成」『日本建築学会北陸支部研究報告集 (57)』pp.553-556 |