奈良文化財研究所 > 組織・体制 > 楊 曼寧
中国の山東省から参りました。猫が大好きで、「キュートぐみ」のにゃら三彩を推しています。主な研究対象は漆工文化財です。これまでに、伝世品の漆工文化財を修復しながら調査し、作品の制作工程を明らかにする復元的な工芸史研究を行ってきました。漆かぶれと付き合いながら、漆塗りの修業もしました。現在は、出土漆製品を保存処理した際に、一部の漆塗膜が変形してしまう問題に注目しています。こういった変形がなぜ生じるのかを解明し、変形を抑制する保存処理方法の提言を目指して研究に取り組んでいます。