都城発掘調査部考古第一研究室 アソシエイトフェロー
私は古代の日本、中国、韓国の東アジアにおける交流による文化圏の形成を究明する手段として、彩色美術に用いられた「顔料」の移動に注目して研究を進めています。 また、最近では古代東アジアに影響を及ぼした周辺国にも研究範囲を拡大し、モンゴルなど中央アジア地域の研究も行い、東洋と西洋の文化交流に関する研究も進めています。 顔料の研究には、材質分析、産地推定などの分析装置による文化財科学的手法が用いられています。
文化財科学/考古学
2022年 | 「A Study on Pigments of Relics excavated from Central Mongolia in the 7th Century」『The Korean society of Conservation Science for Cultural Heritage』 |
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2020年 | 「モンゴル国・ウグンヒド寺院遺跡出土の壁画顔料に関する科学的調査」『文化財科学』 |
2020年 | 「古代韓国三国時代の顔料について ―古墳壁画の顔料を中心に―」『奈良文化財研究所論叢』 |
2020年 | 「色差分析・調整による損傷木簡解読のための改善方法の研究」『第37回日本文化財科学会』 |