職員紹介

大迫 美月オオサコ ミヅキ/OSAKO Mizuki
埋蔵文化財センター保存修復科学研究室 アソシエイトフェロー


雨にも負けず、風にも負けず、毎日、平城宮跡を通って天平を感じながら自転車通勤しています(安全第一です)。なめ茸といかめしが大好物です。
専門は保存科学で、壁画に用いられた顔料の劣化に関する研究をしています。その中でも青色顔料のアズライト(群青)が、塩化物イオンが原因で緑色になってしまう劣化現象を研究してきました。現在は、漆喰下地がこれら色材の変質に及ぼす影響の解明にも着手しています。「保存・修復の現場で求められている研究を。」を心がけていて、これは学部から文化財科学・保存科学を専攻してきた私の信念でもあります。壁画をはじめ、文化財の保存に貢献できるよう日々励んでいます。どうぞよろしくお願いします。


模擬試料に使う染料のレーキ化に成功して喜んでいる様子
(古墳壁画の色材のうち、不明瞭な点が多い染料の検討も進めています。)
全資料型蛍光X線分析装置を用いた実験の様子
(実資料の材料調査はもちろん、日々の研究・実験でも装置をフル活用しています。 分析機器は私にとって相棒です!)

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