国武 貞克

クニタケ サダカツ/KUNITAKE Sadakatsu

所属/職名

都城発掘調査部 主任研究員

関心

  ユーラシア東部に広がった現生人類の初期の文化を解明するために、現生人類がアジアに侵入した直後の約4万年前の遺跡を中央アジアで新しく探し出して発掘調査しています。パミール高原から天山山脈北麓にかけて集中的に野外考古学調査を実施することにより、誰も見たことのない新資料を獲得することで、ロシア・アルタイ山地の研究成果を西方から相対化し、ユーラシア全体を統合する広域編年を構築すること目指しています。2019年には、タジキスタンで実施したフッジ遺跡の大規模な発掘調査により、中央アジア西部で初めての確実な後期旧石器時代初頭の石器群を多量に発見しました。

  2020年には中央アジア調査に加えて、日本列島最古の年代をもつ長野県八風山安山岩原産地遺跡群香坂山遺跡の本格的な発掘調査を実施します。これにより現生人類が日本列島にやってきた当初の年代を精確に解明するとともに、かれらが携えていた石刃と呼ばれる画期的な石器の製作技術を解明し、ユーラシアと古日本列島のつながりを究明する有力な手掛かりを手に入れます。五里霧中で始めた10年計画の5年目に差し掛かったところですが、当初思っていたよりも霧が晴れてきたような気がしています。

  とはいえ奈良では、平城宮・京の発掘調査や木製品等の調査研究にあたっています。

研究分野

考古学

主要業績
2020年 「カザフスタン南部における後期旧石器時代前期小石刃生産技術の様相」
『旧石器研究』第16号
2020年 「タジキスタン中期旧石器時代研究の現状と展望」『旧石器研究』 第16号
2020年 『タジキスタン中期旧石器文化の研究』奈良文化財研究所研究報告第25冊
2020年 「中央アジア西部における後期旧石器時代初頭石器群の解明を目指した発掘調査」
『アジアにおけるホモ・サピエンス定着プロセスの地理的編年的枠組み構築 4 』
2020年 ‛Исследование Памятников Каменного Века и Результаты Казахстано-Японской Археолоческой Экспедиции в Южном Казахстане в 2017-2019 гг. «Вопросы Этноархеологических Исследований и Межэтнических Отношений Великой Степи» КазНУ
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