ユーラシア東部に広がった現生人類の初期の文化を解明するため、現生人類がアジアに侵入した直後の5-4万年前の遺跡を中央アジアで新しく探し出して発掘調査してきました。
2020年から2022年には長野県香坂山遺跡の学術発掘調査を実施しユーラシア最古期と瓜二つの石器群を発見し、列島最古の石刃石器群を製作跡とともに検出しました。
これを受けてユーラシア北回り現生人類の列島到来仮説を検証するため、広島県の中国山地分水嶺にある冠遺跡群の学術発掘調査を2023年から開始しています。
野外調査のフィールドがとりとめなく広がっていくのが最近の悩みです。