職員紹介

Dudko Anastasiiaドゥドコ アナスタシア/Dudko Anastasiia
企画調整部文化財情報研究室 アソシエイトフェロー


専門は日本文学、特に中世・近世の旅日記を研究しています。実は、『源氏物語』が個人的にあまり好きではないのですが、「日本文学が専門?『源氏物語』を研究しているでしょ!」と言われることが多かったため、反抗心から鎌倉時代以降の、文学作品と歴史資料の狭間にある紀行日記を選びました(冗談です。半分ぐらいは...)。ちなみに、日本の中世の旅日記には『源氏物語』などといった古典文学の影響が非常に強いため、光源氏から逃げようとしても逃げきれませんでした。
真面目に言うと、私自身が旅行好きということもあり、人々がどのように自分の旅を記し、場所や人物の描写が時代と共にどう変わるかに関心があるため、旅日記の研究をしています。旅日記の研究を続ける一方、奈文研では、多言語化の業務を担当しています。多言語化チームでは、奈文研の研究成果や日本文化、歴史、文化財について、海外の研究者や一般の観光客に上手く伝える最適な方法を見つけようと、日々議論し、研究しています。
とは言え、ずっと机に向かって参考文献と辞書に囲まれていると気が滅入ってしまうので、体を動かすために合気道の稽古に通っています。道場には研究者が多く、稽古の前には自然と研究の話題が出ますが、畳に上がる瞬間にスイッチが入り、優しい先輩が突然厳しくなります。私もそんなタイプかもしれません...。


好きな旅日記(一条兼良の『藤河の記』)に出てくる藤古川 全日本合気道演武大会(2023年)で投げられている様子

researchmap220.gif

上に戻る