森蘊 旧蔵資料

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森蘊とは

 森蘊(もり・おさむ、1905-1988)は、昭和27年(1952)から昭和42年(1967)まで奈良文化財研究所の建造物研究室長を務めた人物で、庭園史を専門とします。庭園史研究における業績は大きく、『修学院離宮の復元的研究』(奈良国立文化財研究所学報第2冊)、『中世庭園文化史』(奈良国立文化財研究所学報第6冊)、『寝殿造系庭園の立地的考察』奈良国立文化財研究所第13冊)、『小堀遠州の作事』(奈良国立文化財研究所第18冊)等の著作を残した他、東大寺、奈良公園周辺の地形測量に基づく、古代東大寺旧境内の復元考察をおこないました。

 退官後は、庭園文化研究所長として、京都の浄瑠璃寺庭園、奈良の円成寺庭園、平泉の毛越寺庭園をはじめ、多くの歴史的な庭園の修理・復元整備を手がけ、考古学的手法を庭園の保存修理に活用したことも知られています。また、上記のような庭園史研究や文化財保存活用の業務の傍ら、作庭活動もおこないました。代表作に、奈良県の唐招提寺客殿庭園や橿原神宮文華殿庭園、久留米市の遍照院庭園、越前市の紫式部公園等があります。

「森蘊 旧蔵資料」の内容と目録

  「森蘊 旧蔵資料」とは、森蘊氏の遺族より奈良文化財研究所に寄贈されたものの一部です。森の長年の庭園研究の成果物や参考書等で自宅に保管されていましたが、その数は多く、また多種多様です。大きく分けて、一般刊行物と、その他資料に分類できます。一般刊行物は、奈文研の蔵書として登録を済ませ、すでに蔵書検索システム(OPAC)で所内外に供用しています。資料には、手書きや青焼きの図面、スケッチ、レベルブック、原稿、書簡、メモ、写真、ネガ、冊子、雑誌などがあり、これを「森蘊 旧蔵資料」と名付けています。奈文研遺跡整備研究室において管理し、整理を進めてきましたが、この度、一旦の整理が終了したため、そのリストを公開することにしました。

  「森蘊 旧蔵資料」のリストは1-1から42-31までで994項目を数え、整理の便宜上に「図面」「原稿」「写真」「ほか」と4種別に分類しました。「図面」とは、手書きの図面、青焼きの図面、スケッチ等を含みます。「原稿」とは、執筆原稿、校正原稿、メモ書き等を含みます。「写真」とは、白黒やカラー写真、ネガやスライド等を含みます。現在、把握できている具体的な内容はタイトルに示していますが、複数の資料を含む場合もあります。今後は、資料のデジタル化とともに、内容の詳細について精査する予定です。

目録(2018年12月作成)

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「森蘊 旧蔵資料」の利用について

 「森蘊 旧蔵資料」は遺跡整備研究室が管理していますが、その利用方法については図書資料室の「特別観覧」をご確認ください(https://www.nabunken.go.jp/fukyu/application.html)。なお、「森蘊 旧蔵資料」の利用は現物の閲覧のみとし、目的に応じた複写・撮影等が必要な場合は、閲覧時に個別にご相談下さい。

お問い合わせ

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 〒630-8577 奈良市二条町2-9-1
 TEL 0742-30-6710(遺跡整備研究室)
 E-mail : isekiseibi☆nabunken.go.jp (☆を@に変えて下さい)


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