飛鳥地域にある特別史跡「山田寺跡」「本薬師寺跡」、史跡「川原寺跡」「大官大寺跡」の4つの史跡が、1921年の史跡指定から今年で100周年となりました!
本薬師寺・大官大寺・川原寺は、飛鳥寺とともに飛鳥四大寺に数えられ、国家的な仏教行事などをおこなう大寺院として栄えました。当時の建物は現存していませんが、これまでの調査・研究、出土品などから、いずれも壮麗な伽藍をもつ大規模な寺院であったことがわかっています。
当館から徒歩10分ほどの所に位置する山田寺跡は、大化の改新で活躍した蘇我倉山田石川麻呂によって641年に発願された初期仏教寺院の遺跡です。1982年からの発掘調査では、倒壊した東面回廊が土に埋もれた状態で発見され、古代建築の姿を今に伝える貴重な資料となっています。
飛鳥資料館では、史跡指定100周年となったこれらの寺院に関する資料を常設展示しています。なかでも第二展示室では、保存処理後の部材を用いて再現した山田寺東面回廊の一部を間近でご覧いただけます。
この機会にぜひ飛鳥地域に残る歴史の痕跡を感じてみてください!
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2021年08月13日(金曜日)