飛鳥資料館では4月23日(金)より、ミニ展示「新収蔵品紹介 ―「呉」と書かれた瓦―」を開催いたします。
昭和58年春開催の「渡来人の寺 ―檜隈寺と坂田寺―」にて展示しました、檜隈寺跡付近出土の「呉」と刻書された丸瓦が、2021年2月に所蔵者の方より当館にご寄贈をいただきました。これを記念して、本資料を展示いたします。
「呉」と書かれた瓦はこれまでにも複数出土しており、これらの存在から檜隈寺周辺が『古事記』や『日本書紀』に登場する「呉原」の地と関係するとされています。「呉原」の地はこれらの史料の中で渡来人が住んだ場所として記されていることから、檜隈寺と渡来人の関係が想定されています。
この瓦を通じて、はるか昔の国際色豊かな飛鳥の地に思いを馳せてみてください。
◆開催期間:2021年4月23日(金)~ 月曜休館
※ただし5月3日(月・祝)~5月5日(水・祝)開館、5月6日(木)休館
◆会場:奈良文化財研究所 飛鳥資料館 閲覧室
◆主催:奈良文化財研究所 飛鳥資料館
2021年03月25日(木曜日)