令和7年度平城宮跡資料館秋期特別展「ナラから平城(なら)へ-旧石器からはじまる3万年の歴史-」
【開催趣旨】
平城宮跡の発掘調査では奈良時代の遺構や出土品に注目が集まりがちですが、それよりもはるか昔から人々が生活していた痕跡が残されているのはご存知でしょうか。実は、平城宮跡とその周辺では、旧石器時代をはじめ奈良時代より前の遺跡がいくつか発見されているのです。
旧石器時代は現代よりも寒冷な氷河期であったことや、平城宮跡の周辺では都を造る際に大きく地形が改変されていることもわかっています。そのため、自然環境とそこに住む人びとの生活は今とは大きく異なるものでした。
本展では、現代の私達からは想像もつかないような景観のなか、平城宮跡とその周辺地域で人びとがどのように暮らしていたのか、発掘調査で明らかとなった遺構や出土品などから迫ります。
【場所】
平城宮跡資料館 企画展示室
【出品】
法華寺南遺跡出土旧石器時代遺物
平城宮兵部省地区出土弥生時代土器・石器
平城宮出土古墳・飛鳥時代出土土器 ほか
【会期】
令和7年10月18日(土)~11月30日(日)
9:00~16:30(入館は16:00まで)
月曜日休館(月曜日が祝日の場合、翌平日)
【主催】
国立文化財機構 奈良文化財研究所
【後援】
国土交通省近畿地方整備局国営飛鳥歴史公園事務所、奈良市、近畿日本鉄道株式会社、日本旧石器学会
【関連イベント】
・ギャラリートーク(申込み不要)
10月30日(木)、11月14日(金)、22日(土)、28日(金)
会場:企画展示室 いずれも14:00~(30分程度)
・第133回公開講演会「奈文研の旧石器研究」(要申込み)
10月25日(土)13:30~16:00
会場:平城宮跡資料館 講堂
・「石器製作ライブ」実況・解説付き(要申込み)
原石から旧石器時代の道具を製作する過程を当時の技術を使ってお見せします!
日時:11月16日(日)13:30~(受付:13:00開始)
会場:奈良文化財研究所 本庁舎2階 大会議室
演者:森川 実 実況:小田裕樹 解説:小原俊行
※申込み方法等の詳細は奈文研HPにてお知らせいたします。
【お問合せ】
奈良文化財研究所 総務課広報企画係
TEL : 0742-30-6753
FAX : 0742-30-6750