秋期特別展「屋根を彩る草花 ―飛鳥の軒瓦とその文様」に合わせて作成し、会場で配布している“軒瓦ぬりえ”(全8種類)についてご紹介します。
ぬりえの題材として取り上げているのは、どれも今回の会場で展示している軒瓦です。 ぬりえを手元に置きながら、元となった瓦をぜひ探してみてください。
瓦の文様は思いのほか立体的なものもあり、会場では実物を見ることでそれを実感していただきたいのですが、 平面的な線画で描いてみると、複雑だったモチーフをシンプルな文様にデザインする過程がよくわかります。
もともと瓦は一部の瓦(山田寺の垂木先瓦など)を除いて、焼いた後に色を塗ったりすることはなかったと考えられますが、 このぬりえでは想像の翼を広げて、自由な色に塗ってみてください。 どんな色で塗ったらきれいかな、などと考えながら文様を観察していると、意外な発見があるかもしれません。
ぬりえははがきサイズとなっており、切手を貼ればそのまま使えるようになっています。 特別展会場で配布していますので、ご自由にお持ち帰りください(なくなり次第終了)。
なお、コラム作寶樓で飛鳥資料館の「彩る歴史―飛鳥資料館ぬりえ―」が紹介されました。
ぜひご覧いただき、軒瓦ぬりえとあわせてお楽しみください(軒瓦ぬりえはマグネットのプレゼント対象外です。)
2021年12月14日(火曜日)