特別展・企画展SPECIAL EXHIBITION

2016年 平城宮跡資料館秋期特別展「地下の正倉院展 式部省木簡の世界―役人の勤務評価と昇進―」

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 奈良文化財研究所 平城宮跡資料館では、奈良国立博物館でおこなわれる正倉院展の時期にあわせて「地下の正倉院展」を開催し、平城宮・京跡出土木簡の実物展示をおこなっています。
 今年度は、奈良時代の勤務評価に関わる削屑を中心とする式部省木簡をご覧いただく展示を企画しました。
 式部省とは、役人の管理・養成を担当する役所です。1996年に実施された発掘調査では、平城宮跡で初めて、一度に一万点を超える木簡が出土しました。その多くは、式部省内でおこなわれた役人の勤務評価に使用された、側面に孔をもつ特異な型式の木簡とその削屑です。内容・型式ともに強い個性をもつ木簡群からは、式部省の日常業務や役人の昇進の実態をうかがうことができます。
 本年は、式部省木簡が発見されてから50年です。日本の木簡研究史上かけがえのない発見を、最新の研究成果に基づいてご紹介します。

【会 期】

平成28年10月15日(土)~11月27日(日)
月曜休館(10月31日は開館)

【展示期間】

会期中、木簡の展示は3期に分けておこないます。
Ⅰ期:10月15日(土)~10月31日(月)
Ⅱ期:11月1日(火)~11月13日(日)
Ⅲ期:11月15日(火)~11月27日(日)

【開催会場】

平城宮跡資料館 企画展示室

【開館時間】

9:00~16:30(入館は16:00まで)

【ギャラリートーク】

Ⅰ期:10月21日(金)
Ⅱ期:11月4日(金)
Ⅲ期:11月18日(金)
各回14:30~ 事前申し込み不要

【お問い合わせ】

TEL 0742-30-6753(奈良文化財研究所 連携推進課)

チラシのご案内(1.4MB)

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