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ミニ展示 「長法寺十三重石塔に納められた押出三尊仏像と御正体」を開催します

飛鳥資料館では、令和3年度から春期にミニ展示をおこなっています。令和5年度は、長法寺十三重石塔に納められた押出三尊仏像と御正体を展示します。

昭和54年(1979)に、橿原市一町(かずちょう)の浄国寺境内に所在する十三重石塔(鎌倉時代前期、13世紀前半頃)が台風の被害から修理されるにあたり、その中から押出三尊仏像と御正体(みしょうたい)(円鏡)が発見されました。この場所には、明治9年(1876)まで長法寺という寺院(現在は浄国寺と合併して廃寺)が存在したことから、元の寺院名を採り「長法寺十三重石塔」とも称されています。

押出三尊仏像は白鳳期(7世紀後半~8世紀初頃)のものと推定され、中尊が座った姿である倚座像の如来三尊像です。御正体は鎌倉時代と考えられる銅製の円鏡の鏡面に、左手に宝珠を持つ地蔵菩薩が毛彫りで表現されています。また、柱等に掛けられるよう、裏面には金具が付いています。 これらは、立体的な仏像とは違い、やや平面的なものではありますが、堂内に垂直に飾り付けて礼拝されました。普段見慣れない形の信仰の対象をぜひご鑑賞ください。

 

開催期間:2023年4月21日(金)~2024年3月26日(火)  ※月曜休館 (ただし、5月1日(月)は開館)

開館時間:9001630(入館は1600まで)

会場:奈良文化財研究所 飛鳥資料館 閲覧室 

主催:奈良文化財研究所 飛鳥資料館

 

展示品解説担当研究員が展示品に関する解説を行います。予約は不要で、時間までに直接展示コーナーへお越しください。開催期間中の毎週火曜日 午前10時頃から(20分~30分程度、※内容は毎回同じです。)

 

【展示品】

・押出三尊仏像(飛鳥時代・白鳳期、7世紀後半~8世紀初頃)

・御正体(円鏡、鎌倉時代)

・西国三十三所名所図会 巻之八(江戸時代)

 

押出三尊仏像と御正体の画像

 

【展示室のようす】

タイトルパネルと説明パネルと展示ケースがある展示コーナーの様子の画像 展示の様子左からの画像

展示の様子左上からの画像 展示ケース内には左からみしょうたい、おしだしさんぞんぶつぞう、さいごく三十三所名所図会が置かれている画像

2023年03月08日(水曜日)

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