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夏の大三角とキトラ天文図

今年は本州の広い地域で梅雨の期間が短かかったため、例年曇り空になりがちな七夕の季節も、星空が観察できそうです。

夏の夜空を見上げた時、よく目立つ明るい星を結んで大きな三角形を描いたものが、「夏の大三角(形)」と呼ばれるものです。

そのうちの2つは七夕伝説の主役である、彦星(牽牛)と織姫(織女)です。これらの星については、前回の記事で詳しく説明していますので、そちらをご覧ください。

もう1つは、はくちょう座の1等星デネブですが、この星は、キトラ天文図では「天津(てんしん)」という星座の一部として表されています。天津は天の川にある渡し場の意味です。

 

夏の大三角は夏の夜空を観察する時には目印になる明るい星たちです。まずはこの大きな天の三角形を見つけて、そこからそれぞれの星座を探す目印にしてみてください。

より標高が高くて空気の澄んだ、明かりの少ない場所に行くと、平地よりもはっきりと星空を観察することが出来ます。避暑も兼ねて出かけてみてはいかがでしょうか。

 

キトラ古墳天井に描かれた天文図のトレース図からさがしたアルタイルとベガとデネブの位置の図

2022年07月05日(火曜日)

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