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春期特別展は、研究員のお仕事に迫ります!

4月23日(火)から春期特別展「骨ものがたり―環境考古学研究室のお仕事」を開催します。

発掘調査では、獣や魚、鳥など色々な動物の骨が出土することがあります。遺跡から見つかる骨は、長い歴史の中で偶然残ったものがほとんどで、土の中で色が変わっていたり、破片になっていたりします。発掘現場で見落としてしまいそうな小さな骨も、よく観察してみると、細かい傷や変形した部分などが見つかります。

どうしてこのような痕跡が骨に残っているのでしょうか?その謎を紐解いていくと、昔の人が動物をさばいていた様子や、人々と共に働く動物たちの生き生きとした姿がよみがえります。遺跡から出土する骨は、動物と人の関わり方、そして、かつての人々の暮らしを知る上で重要な情報を持っている研究資料なのです。

奈良文化財研究所では、環境考古学研究室が中心となって、考古学的な視点から動物の骨に関わる調査研究を行っています。今回の展覧会では、東日本大震災の復興調査支援で分析している縄文時代の巨大マグロの骨や、飛鳥時代や奈良時代の遺跡で見つかった骨にスポットを当てて、環境考古学研究室の調査研究により見えてきた、驚くべき古代の人々と動物との関わりを紹介します。骨に隠された古代の歴史、そして、その歴史を明らかにする研究の舞台裏をお楽しみください。

会期中には、様々なイベントも開催予定です!
(イベントの詳細は、飛鳥資料館HPをご覧ください。)

◆会期
2019年4月23日(火)~6月30日(日)
※月曜休館(ただし4月29日(月・祝)~5月6日(月・振休)は開館、5月7日(火)は休館)
※5月1日(水・祝)は、無料入館日

◆「骨ものがたり―環境考古学研究室のお仕事」の詳細はこちら


特別展のポスター画像

2019年03月31日(日曜日)

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