日時:2022年10月21日(金)~12月18日(日)
※月曜休館
(11月3日(木・祝)は無料入館日)
場所:飛鳥資料館 特別展示室
時間:午前9時〜午後4時半(入館は午後4時まで)
主催:奈良文化財研究所 飛鳥資料館
後援:文化庁、近畿日本鉄道株式会社
料金:一般350円/大学生200円
高校生及び18歳未満、70歳以上は無料(年齢のわかるものが必要です)
昭和47年(1972)3月、高松塚古墳壁画が発見されました。発見は社会的熱狂と飛鳥ブームを巻き起こし、壁画は国宝に、出土品は重要文化財として指定されました。女子群像は飛鳥美人として飛鳥を代表する文化財となり、寄附金付記念切手はいまもって歴代最多発行部数を誇っています。その後、紆余曲折を経て壁画・石室は解体され、現在は修理施設で保管・公開されています。
本展覧会では、日本中を魅了した高松塚古墳壁画と出土品の魅力にあらためて迫るとともに、奈良文化財研究所のとりくみを中心に近年の調査研究成果をわかりやすく紹介します。これまでの50年をふりかえり、国宝中の国宝とも言われる高松塚古墳壁画と出土品を次の50年へとつなげる機会となれば幸いです。
●主な展示品
①前田青邨監修 壁画模写
②コロタイプ印刷 発見当初の壁画写真パネル
③重要文化財 高松塚古墳出土品
④御嶺山古墳鐶金具
⑤高松塚古墳記念切手の製作関係資料
⑥昭和48年撮影8mmフィルム
¥900(税込)変形B5縦
館内受付とオンラインショップ(六一書房)にて販売しております。
<目次>
p5 プロローグ
p6 高松塚古墳の概要
1 壁画の魅力
p8 昭和47 年3月撮影写真によるコロタイプ印刷複製壁画
p12 壁画の描き方
p18 コラム 唇に墨を塗る
p20 高松塚古墳壁画の模写
2 出土品の魅力
p30 高松塚古墳の副葬品
p34 出土品の新研究
3 社会現象となった高松塚古墳
p38 これまでの50 年①
p39 コラム 飛鳥美人はいつから
p40 高松塚古墳保存寄附金つき郵便切手
p45 昭和48 年高松塚古墳調査時の8㎜映像
p46 これまでの50 年②
4 未来へむけて これからの50 年
p50 註・参考文献
p51 展示品一覧