特別展・企画展

特別展「飛鳥の石造文化と石工」

 

日時:2020年8月4日(火)~9月22日(火・祝)
   ※月曜休館
   (8月10日(月・祝)、9月21日(月・祝)22日(火・祝)は開館、8月11日(火)は休館)
場所:飛鳥資料館 特別展示室
時間:午前9時〜午後4時半(入館は午後4時まで)
主催:奈良文化財研究所 飛鳥資料館
料金:一般350円/大学生200円
   高校生及び18歳未満、70歳以上は無料(年齢のわかるものが必要です)

 

 古代飛鳥は石のみやこと呼ばれることもあるほど、飛鳥時代はさまざまに石材を利用した時代です。石人像、須弥山石、猿石、亀形石槽など、飛鳥には独特な意匠の石造物が点在しています。これらは何のために造られたのかわからないものも多く、謎の石造物として人々の関心を集めてきました。このほかにも、自然石のまま組み上げた石舞台古墳の石室や、精美な切石の高松塚古墳・キトラ古墳の石室、宮殿に敷き詰められた石敷、山田寺の蓮華座を彫刻した礎石など、多くの石造文化財が飛鳥の古代文化を彩っています。
 飛鳥の石造物の中には実物を容易に見ることができないものもありますが、飛鳥資料館には代表的な石造物の精巧な複製品がそろっています。本展覧会では、展示室と庭園の双方を利用して、多彩な飛鳥の石造物とその魅力に迫ります。
 これらの石造物はどのようにして製作されたのでしょうか。古代の石造物からわかることとともに、石製複製品を製作した際の図面や写真、近現代の石工の道具などによって、現代に受け継がれている石工の技の一端をご紹介します。 日本人と石の関わり、石で造られた文化財の魅力を感じながら、庭園の石造物と展示室の資料をあわせてご覧いただければ幸いです。

 

●主な展示品
・重要文化財 須弥山石
・重要文化財 石人像
・猿石レプリカ
・亀形石槽レプリカ
・酒船石遺跡の切石など
・代表的石造物の写真
・庭園の石造物類
・近現代の石工道具類
・石製複製品製作工程写真や図面など

 

 

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