特別展・企画展

平成23年度夏期企画展を開催しました 「鋳造技術の考古学−東アジアにひろがる鋳物師のわざ−」

日時:平成23年8月2日(火)〜9月4日(日)*月曜休館
    (8月14日(日)は無料入館日)
場所:飛鳥資料館 特別展示室
時間:午前9時〜午後4時半(入館は午後4時まで)
料金:一般260円(170円) 大学生130円(60円)
    高校生および18歳未満は無料
※( )は20名以上の団体

 金属を溶かし、鋳型に流し込むことによって所用の製品を作る技術を鋳造技術といいます。東アジアにおける鋳造技術は、いまから4000年以上前の中国で出現し、殷周時代の複雑な青銅器を作り上げるまでに発展します。やがてその技術は周辺の地域に伝わり、日本では奈良時代に巨大な東大寺盧舎那仏像を築きあげます。
 鋳物師たちの「わざ」の足跡をたどることにより、東アジアの鋳造技術の歴史が少しずつ見えてまいりました。
 奈良文化財研究所では、これまでの60年近くにわたる活動のなかで、飛鳥・奈良時代を中心とした数多くの鋳造遺跡の調査をおこなうとともに、梵鐘・鏡・銭貨などさまざまな金属製品にたいする研究に取り組んでまいりました。また、飛鳥資料館でも「東アジア金属工芸史の研究」をテーマとした研究活動を実施しています。 本展では、東アジア史的な観点から鋳造技術の歴史的変遷をたどるとともに、奈文研の鋳造技術に関する調査研究を紹介します。

主な展示品
 伝殷墟出土笵(泉屋博古館)
 内蒙古赤峰採取羽口(京都大学総合博物館)
 唐古・鍵遺跡出土羽口・鋳型・高杯形土製品(田原本町教育委員会)
 飛鳥池遺跡出土羽口・鋳型・坩堝・砥石・湯口(奈良文化財研究所)
 川原寺寺域北限出土羽口・鋳型・坩堝・溶解炉壁片(奈良文化財研究所)
 海獣葡萄鏡鋳造実験資料(飛鳥資料館) 他
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