いまからちょうど60年前、明日香村はいわゆる「古都保存法」に基づき、「古都」に指定されました。その後、さまざまな遺跡の発掘調査が進み、遺跡と景観の保護につながったことはよく知られています。しかし、その前提には、飛鳥が日本の古都である、という共通認識が必要でした。この意識の高まりは、古都指定に遡ること200年、江戸時代に求められます。旅行や学問の発達を背景として、地域の農民にも飛鳥の重要性が浸透していくなかで「古都の自意識」が育まれたといえるでしょう。
この展示では、飛鳥の農民を束ねた大庄屋の史料を足がかりとして、彼らの〈知〉の営みにせまります。江戸時代の人々は、遺跡とともにある飛鳥とどのように向き合ったのか。そして、飛鳥の遺跡はいかに守られたのか。古都保存法制定60年となる本年、飛鳥の遺跡を現在に橋渡しした人々とその時代をご紹介します。
開催期間:2026年4月14日(火)~5月24日(日) 月曜休館
※5月4日(月)は開館し、5月7日(木)は休館
会期中3期に分け展示品を入れ替えます。 1期:4月14日-4月26日(12日間)、2期:4月28日-5月10日(12日間)、3期:5月12日-5月24日(13日間)
開館時間:午前9時から午後4時30分 (入館は午後4時まで)
会場:飛鳥資料館 特別展示室
主催:奈良文化財研究所 飛鳥資料館
主な展示品
・明日香村井村家文書のうち飛鳥の遺跡に関わる史料
・「天武・持統天皇陵絵図」など陵墓関係絵図類
・『和州巡覧記』など江戸時代の案内記・絵図類
2026年02月27日(金曜日)