今から50年前の1974年4月17日、高松塚古墳壁画が国宝に、出土品が重要文化財に指定されました。
なかでも石室に描かれた壁画は、1972年の発見以後、日本全国に飛鳥ブーム・古代史ブームを巻き起こしました。日本の絵画史上きわめて重要な作品といえるこの色鮮やかな壁画は、発見からわずか2年後の1974年4月17日に重要文化財に指定され、その日のうちに異例の早さで国宝に昇格しました。
飛鳥資料館ではこれを記念し、春のミニ展示「高松塚古墳壁画 国宝指定50周年記念展」を開催します。本展では、1973年から国宝指定直前の1974年にかけて描かれた原寸大の壁画模写を展示します。著名な日本画家たちによって描かれ、発見直後の壁画の様子を詳細に記録した貴重な作品を、ぜひ間近でご覧ください。
また、常設展示室には高松塚古墳の出土品(重要文化財)を多数展示しています。ミニ展示とあわせてご覧いただければ幸いです。
◆ミニ展示の詳細はこちら
左:高松塚古墳壁画の模写(東壁・女子群像) 右:高松塚古墳壁画の模写(西壁・女子群像)
2024年04月17日(水曜日)