飛鳥資料館では、令和3年度から春期にミニ展示をおこなっています。令和4年度は、寄贈された瓦を中心に展示をおこないます。
今回展示する資料は、これまでご覧いただく機会があまりなかったものが大半です。奈良県内の寺院から出土した瓦のほか、大阪府や千葉県など、飛鳥地域から遠く離れた古代寺院の資料も含まれます。飛鳥地域の瓦と似ているもの、そうでないもの、見比べると新たな発見があるかもしれません。
今回の展示を通して、瓦の文様の広がりや時代とともに移り変わる変化をお楽しみいただければ幸いです。
最後になりましたが、寄贈していただいた方々のご厚志に深く感謝いたします。
◆開催期間:2022年4月22日(金)~2023年4月16日(日) ※月曜休館 (ただし、5月2日(月)は開館)
◆開館時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)
◆会場:奈良文化財研究所 飛鳥資料館 閲覧室
◆主催:奈良文化財研究所 飛鳥資料館
【展示品】
軒丸瓦 8点(すべて武吉道一氏寄贈)
・奈良県高市郡明日香豊浦寺出土
・奈良県高市郡明日香村檜隈寺出土
・奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土
・奈良県橿原市藤原宮出土
・奈良県大安寺出土
・奈良県奈良市東大寺戒壇院出土
・大阪府羽曳野市善正寺出土
・千葉県印旛郡栄町龍角寺出土
香取秀真作 龍角寺仏頭模造 1点(武吉道一氏寄贈)
龍角寺仏頭複製品(館所蔵) 1点
垂木先瓦 1点(松田嘉子氏寄贈)
・奈良県桜井市山田寺出土
【展示室のようす】
2022年03月10日(木曜日)