今年の3月に開催された文化審議会にて、キトラ古墳壁画を国宝に指定するよう答申が出されていました。
これを受けて、東壁、西壁、南壁、北壁、天井の計5面の壁画が、7月23日付で正式に国宝となりました。
キトラ古墳壁画は、7世紀末から8世紀初頭(飛鳥時代)に描かれたとされています。
現存する飛鳥時代の絵画は少なく、特に大陸風の図像が描かれた古墳壁画は、日本ではキトラ古墳壁画と高松塚古墳壁画の2例しか発見されていません。
そのため、キトラ古墳壁画は日本古代絵画史を考える上で必要不可欠な作例であるとして、国宝に指定されました。
明日香村にあるキトラ古墳壁画保存管理施設(四神の館)では、現在キトラ古墳壁画の公開(第12回)を開催中で、南壁(朱雀)を展示しています。
ぜひ、この機会に実物の壁画をご覧下さい。
◆キトラ古墳壁画の公開(第12回)の開催期間
2019年7月20日(土)~8月18日(日)
※7月31日(水)・8月14(水)は閉室日のため、壁画をご覧いただくことはできません。
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2019年07月26日(金曜日)