ご好評をいただいている奈良文化財研究所(奈文研)・飛鳥資料館のオリジナルグッズですが、実は、奈文研所内でも大人気なんです。
第2回目の今日は、土器が専門の小田裕樹研究員へのインタビューをご紹介します。
私のお気に入りは「土器てぬぐい」です!
私たちが描く土器の実測図が手ぬぐいになってしまうなんて、とってもアツいです!
手ぬぐいにプリントされているのが「大官大寺の下層から出土した土器」というのも、
私のお気に入りのポイントです。
この土器群は、7世紀前半に主流であった底の丸い食器から、7世紀後半に主流となり奈良時代へとつながっていく、
底が平らな食器へ移り変わる時期のもので、この土器群からは、その背景にある食事作法や食文化の変化まで見えてきます。
また、報告書に載せる図面は、土器の特徴を伝える線のシャープさも重要になります。
その点から言っても、この土器てぬぐいの線の緻密さには驚きました。
実測図という学術的な資料が手ぬぐいになって、少しでもたくさんの人に「おもしろい!」と思ってもらえたら嬉しいですね。
土器や実測図と見比べながら、土器てぬぐいについて熱く語ってくれた小田研究員でした。