あなたの心にうかぶ、飛鳥の路の魅力はなんですか?
飛鳥時代、都に往還する人々が歩いた山田路や下ツ道などの大道。持統天皇が吉野へ行幸した芋峠越えの街道。
長い歴史をもつ路が、飛鳥にはあります。
今も飛鳥には、日々、人々が歩む路があります。
古い集落をぬける路。田畑の畦道。寺社の参道。路傍にたたずむ石仏や季節の花々が、懐かしい景色をいろどります。
古代から現代まで、あまたの人々が行き交い、歴史を重ねてきた飛鳥の路。
第8回の写真コンテストでは、「飛鳥の路」をテーマに、飛鳥地域の歴史や文化、人々の営みを感じる「路」を撮影した写真を募集します。
飛鳥の路の魅力を写真で表現してください。
飛鳥地方で、人々の営みや歴史を感じさせる路を撮影した写真
『飛鳥の路』には、過去最多となる205名の応募がありました。常連の方の力作に加え、高校の写真部員や写真を学ぶ学生など、若者の応募も増えて、作品の幅も広がりました。
応募作からは、「路」という身近な場所で、飛鳥らしさをどのように撮影するか、撮影者が工夫した様子がうかがえました。
正一位の作品は、青く光る瓦敷きの路に桜の花びら、その先に橘寺の西門という正統派の構成を、きれいにまとめています。
また、画面の中に人を入れた生活感のある作品が数多く見受けられました。棚田のあぜ道を辿る農夫姿や、ほほえましい少女の様子など、飛鳥の日常が写しだされています。
表彰ありがとうございます。
飛鳥資料館へキトラ壁画を見に行った時に、大好きな飛鳥の写真の募集があるのを知り、お気に入りの一枚を応募させていただきました。
今年4月、東京から奈良へ写真撮影に訪れた二人の知人を案内して橘寺に立ち寄った時に撮ったものです。
生憎の雨でしたが桜の花びらが青瓦の上に模様を描き、上を歩くのが憚られる想いでした。
この道を幼い聖徳太子も歩いたのではないかと想像を膨らませると時間がぎゅっと凝縮している路に感じました。
この度は、来館者投票において選出戴いた皆様方に心より感謝申し上げます。 この写真は、本年4月4日2時45分に飛鳥には、古より仰ぎ見られていた銀河への路を見て頂きたく撮影しました。 ではでは、おとぎ草子の始まりです。。。 今年やっと夏の天の川が見られる時期になり待ちに待った撮影を始めた時、声を掛けられました。 「あのー、もう今年の搭乗券は出ていますか」私は、はっとした。 「あぁ、ほらそこの塚本古墳から出ていますよ」とても美しい彼女にどこか哀愁を感じた。 「今日の天の川はとてもきれいなので、きっと待たれていますよ」彼女は微笑みを浮かべて 「ええ、だからいま逢いにゆきます」彼女の名は、おりひめ。
このたびは伝統ある飛鳥資料館写真コンテスト二位入賞という過分な評価をいただきありがとうございます。
小学5年生になって急に歴史に興味を持つようになった長女。
そんな姉のマネばかりしている次女。
レンタサイクルを降りた二人の様子が、初めて訪れた土地とは思えないほどに馴染んでいたので、思わずシャッターを切った。
どこかで見たようで、なぜか懐かしい。
次に訪れたとき、飛鳥村は私たちにどんな表情を見せてくれるのだろう。今からとても楽しみだ。
御選考いただきまして、誠にありがとうございます。
飛鳥時代に思いをはせて、残照の中今も昔も変わらないこの一コマを感動しながらシャッターを切りました。
時の流れは早いですが、過去と現代未来へと続く、この素晴らしい情景が、いついつまでも継続されます様に願っています。
陽の当たる坂道に高評価を頂き、ありがとうございます。
この場所は秋の夕方頃が光線が良く、良い写真が撮れます。
何度も連続的に通っていますと、こんなラッキーな光景に出会えます。
台車に乗っている男性の姿がとても大きく見えました。
決定的チャンスを的確に表現することができるように日頃から精進しなければと思いました。
飛鳥時代には、難波と飛鳥を結ぶ日本最古の官道・竹内街道を通って大和に飛鳥文化の発展がもたらされました。
二上山は、竹内街道の途中にあります。
その二上山を望む明日香村の桜満開夕景暮色の光景...、きっと飛鳥時代の飛鳥人たちもこの光景を同じように目にしたことでしょう。
飛鳥は、古に思いを馳せることのできる素晴らしい場所です。
これからも飛鳥の撮影を続けていこうと思っています。
奥明日香の入谷の里。
そこには昔ながらの日本の原風景が広がっています。
空気や土や水、田畑や里山、そして人々の営み。
現代人が忘れつつある昔の記憶を呼び起こす悠久の時が流れています。
その入谷の集落を縫うように走る一本の馬蹄型の道路。
そこからは山里の厳しい生活の一端ををうかがい知ることができます。
そんな山里が見せる、雨上がりの穏やかな表情をとらえました。
今回初めて飛鳥の地を訪れ、歴史ある地とそれを囲む山々のある広く美しい風景の中、気持ちを解放し撮影をすることができました。
飛鳥を歩きながらいくもの被写体に向けシャッターを切る中でポツリとたった一本、傾いたまま立ち続ける標識の姿が自分と重なりました。
自分の一部を自分とは無縁であった地に見つけた。
それを写した作品がこのような賞を頂くことができ大変嬉しく思います。ありがとうございます。
応募締切 | 2017 年7 月2 日(日)必着 |
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展示期間 | 2017 年7 月28 日(金)〜 9 月3 日(日) (※月曜休館) |
来館者投票期間 | 2017 年7 月28 日(金)〜 8 月20 日(日) (※月曜休館) |
応募作品審査 | 奈良文化財研究所写真室、景観研究室、飛鳥資料館学芸室 |
岡村印刷工業株式会社、コクヨ株式会社、NPO法人明日香の未来を創る会、一般財団法人明日香村地域振興公社、両槻会
文化庁、明日香村、朝日新聞社、毎日新聞奈良支局、読売新聞奈良支局、毎日新聞奈良支局、奈良新聞社、NHK奈良放送局、近畿日本鉄道株式会社
正一位(1名) 飛鳥資料館官位・官位授与証・写真額装・展示図録一年分・副賞
従二位(2名) 飛鳥資料館官位・官位授与証・写真額装・展示図録一年分・副賞
従三位(3名) 飛鳥資料館官位・官位授与証・写真額装・展示図録一年分・副賞
従五位(4名) 飛鳥資料館官位・官位授与証・写真額装・展示図録一年分・副賞
従一位(1名) 飛鳥資料館官位・官位授与証・写真額装・展示図録一年分・副賞
若草賞(1名) 表彰状・写真額装・展示図録一年分・副賞
写真コンテストに関連して、よくお問い合わせのある質問をまとめましたので、応募の際に参考にしてください。
A. 1点です。今年から変更になりましたので、ご注意ください。
A. このコンテストでは、飛鳥地域として、明日香村を中心に橿原市・桜井市・高取町などの一部も含めた範囲を想定しております。
大和三山や奥飛鳥、藤原京も対象にはいります。
飛鳥には、下ツ道や横大路などの古代の道から、吉野への旧街道、田畑の畦道や祭礼の巡行路、寺社の参道など、
様々な路があるので、素敵な撮影スポットを見つけてください!
A. 過去に撮影された写真でもかまいませんが、ぜひこの機会に、飛鳥路を巡って、新しい視点で飛鳥の景色を
見直してみてはいかがでしょうか?四季折々、朝昼晩、お好きな時間帯に撮影してください。
A. 審査会では、「飛鳥の歴史と文化の表現」「飛鳥の新たな魅力の発見」を重視しています。
著名な観光地や文化財を撮影した写真ならば、どこかで見たような写真ではなく、
光の捉え方や撮影視点を工夫してみてはいかがでしょうか?
観光案内にのらない場所でも、飛鳥地域の人々の営みや歴史への思いが感じられる風景を撮影した写真は、
当コンテストの意図に沿うものとして高く評価します。
また、従一位は、来館者投票で選ばれます。来館者の心をつかむインパクトのある作品が好まれるようです。
住所 | 〒634-0102 奈良県高市郡明日香村奥山601 |
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電話番号 | (0744)54-3561 |
FAX番号 | (0744)54-3563 |
info.shiryokan☆nabunken.go.jp (☆を@に変更してください) |