「キトラ古墳天井壁画」が日本天文遺産に認定されました!
キトラ古墳の天井には、天文図と日像・月像が描かれています。
この天井の壁画が令和2年3月17日に、『日本天文遺産』に認定されました。
「日本天文遺産」とは、日本天文学会が日本の天文学や暦学にとって
歴史的意義のある史跡・建造物、物品、文献を認定する制度で、
これまで「明月記」、「会津日新館天文台跡」の2件が認定されています。
キトラ古墳の天井に描かれた天文図は、古代における天文学の水準のみならず
アジア大陸から日本への科学知識や文化の流入を証明するものであり、
科学的な分析に耐えうる本格的な星図としては現存する最古のものです。
こうした点が天文学上きわめて重要な資料として評価され、認定されました。