企画展・特別展

施設の概要

キトラ古墳壁画保存管理施設は、平成28年9月にオープンしました。この施設は国営飛鳥歴史公園キトラ古墳周辺地区の「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」の1階にあり、当分の間、キトラ古墳の壁画や出土品を保存管理・展示する施設です。この施設は文化庁が設置し、奈良文化財研究所が施設の管理運営と壁画公開事業などに協力しています。

施設には、キトラ古墳壁画を保存管理する壁画保管室、古墳より出土した副葬品などを保存管理する出土品保管室、壁画を見学できる窓が設置された展示室などの諸室が配置されています。展示室からは、壁画を収蔵した状態で見学することができ、キトラ古墳の発掘調査で出土した遺物も展示しています(壁画の公開は期間限定です)。

壁画・出土品の各保管室は、天井・壁・床を二重構造とし、保管室内と二重壁内とそれぞれ独立した空調システムを採用することで、外気の影響を受けにくい構造になっています。さまざまな設備を整え、環境を制御しながら、安定的な保存活用を目指すとともに、壁画の調査研究なども行います。

展示室入り口

展示室入り口

展示室内

展示室内

 

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