お知らせ

キトラ古墳の刀 復元品、展示中!

好評開催中の「キトラ古墳壁画の公開(第7回)」

実物の壁画(青龍・十二支の寅)だけでなく、会場ではその他の資料も展示しています。

今回は展示品の中から、黒漆塗銀装大刀をご紹介します。


キトラ古墳が造営された時代には、身分ごとに着用する大刀が定められていました。

当時の大刀は、実用としての機能だけではなく、儀礼や身分の象徴という役割も担っていたと言われています。



キトラ古墳からは刀の断片が出土しており、少なくとも2振りの刀が納められていたと考えられます。

このうち1振りは、銀製の金具が取り付けられた直刀でした。

刀身は鉄製で反りが無く、鞘は木製で黒漆が塗られていたとみられます。



本公開では、この直刀(黒漆塗銀装大刀)を再現した、推定復元品を展示しています。

これは、出土した刀の断片に関する調査をもとに、他の古墳から出土した大刀や、正倉院に伝わる大刀も参考として製作されたものです。



この機会に、飛鳥時代の刀に思いをはせてみてはいかがでしょうか。

キトラ古墳壁画の公開(第7回)は、6月17日(日)まで開催しています。
参加は事前申込み制ですが、予約に空きがある場合は当日受付も可能です。
予約状況や応募の詳細については事務局ホームページをご確認下さい。




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