特別展・企画展

秋期特別展「川原寺と祈りのかけら」

 

日時:2023年10月6日(金)~12月10日(日)
   ※月曜休館
   (11月3日(金)は無料入館日)
場所:飛鳥資料館 特別展示室
時間:午前9時〜午後4時半(入館は午後4時まで)
主催:奈良文化財研究所 飛鳥資料館
特別協力:明日香村教育委員会、関西大学文学部考古学研究室
後援:文化庁、近畿日本鉄道株式会社
料金:一般350円/大学生200円
   高校生及び18歳未満、70歳以上は無料(年齢のわかるものが必要です)

 

 仏教文化が花開いた飛鳥時代、現在の明日香村大字川原の地に川原寺が創建されました。大官大寺・飛鳥寺・薬師寺とともに飛鳥の四大寺として栄えた川原寺は、発願の由緒や創建当時の記録が残らない謎多き古代寺院として知られています。これまでの発掘調査では、広大な寺域や川原寺独自の伽藍配置が明らかとなりました。さらに近隣の遺跡からは、火災後に埋納されたとされる大量の塑像断片や磚仏も発見されています。

 本展覧会では、その多くが「かけら」の姿で発見された塑像や磚仏に焦点を当て、これまでの調査研究の成果を交えながら、大小さまざまな形の祈りのかけらをご紹介します。火災による焼損を受けながらも奇跡的に残った繊細な造形と美しい彩色の痕跡にぜひご注目いただければ幸いです。

 

●主な展示品
川原寺裏山遺跡出土 方形三尊磚仏
川原寺裏山遺跡出土 緑釉磚
川原寺裏山遺跡出土 塑像断片
塑像断片彩色の推定復元図

 

展示室のようす

展示室入り口の大看板の写真 川原寺のはじまりを紹介するパネル写真 展示室の様子

展示室の様子 彩色の復元を紹介する展示の写真 磚仏と塑像について紹介している展示の写真

 

図録『川原寺と祈りのかけら』

図録表紙写真 図録をひらいた写真 図録をひらいた写真

¥1000(税込)変形B5縦

館内受付とオンラインショップ(六一書房)にて販売しております。

<目次>
p6 プロローグ 川原寺のはじまり
p8 伽藍の様子
発掘された祈りの「かけら」
p10 川原寺裏山遺跡の発掘調査
p13 発見された「かけら」たち
p15 荘厳のかけら― 金銅製品
p16 磚仏のかけら
p18 磚仏の図像表現と彩色
p20 緑釉磚のかけら
p22 塑像のかけら
p23 塑像の構造
p26 塑像の造形
p38 コラム「川原寺裏山遺跡の調査」
失われた色にせまる
p40 塑像に残る彩色の痕跡
p42 よみがえった文様― 彩色の研究
p50 エピローグ 川原寺の軌跡
p51 註・参考文献
p52 展示品・図版一覧

 
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