特別展・企画展

冬期企画展「飛鳥の考古学2017」

 

 

日時:平成30年1月26日(金)~3月18日(日)
    ※月曜休館(祝日と重なれば翌平日)
場所:飛鳥資料館 特別展示室
時間:午前9時〜午後4時半(入館は午後4時まで)
主催:奈良文化財研究所飛鳥資料館
後援:文化庁、近畿日本鉄道株式会社
料金:一般270円(170円)/大学生130円(60円)
    高校生及び18歳未満、65歳以上は無料
    (年齢のわかるものが必要です)
    ※( )は20名以上の団体

飛鳥地域では、近年でも継続的な発掘調査が続いています。小山田遺跡は、2016年度までの調査で古墳であることが確定し、牽牛子塚古墳では築造に際し、周辺の山を削り、谷を埋め立てるなど、大規模な土木工事を行っていたことがわかりました。「槻樹の広場」があったと考えられている飛鳥寺西方遺跡では、石組溝や石列、掘立柱建物など多くの遺構が見つかり、遺跡南部の土地利用のあり方が明らかとなってきました。飛鳥寺西方遺跡の南に位置する飛鳥京跡苑池では、南池の東側で門や建物が確認され、池に附属する施設の様相が徐々に判明しつつあります。

また、藤原宮跡では、大極殿院内庭の調査で大極殿南面の階段が確認され、朝堂院朝庭の調査で、大宝元年(701)の元日朝賀の際に幢幡を立てたとみられる柱穴が見つかるなど、大きな成果が挙がっています。さらに、藤原京右京九条二・三坊で行われた調査では、藤原京期の遺構の下から、弥生時代終わりの大型円形周溝墓が発見され、前方後円墳の成立過程を考える上で新たな資料が加わりました。

今回の展示では、これらの遺跡を中心に、2015・2016年度に飛鳥藤原地域で行われた発掘調査の成果を紹介します。

この冬は、発掘調査が明らかにした飛鳥の新発見をぜひお楽しみください。

●本展覧会で紹介する遺跡
・ 飛鳥寺西方遺跡
・ 小山田古墳
・ 牽牛子塚古墳
・ 飛鳥京跡苑池
・ 藤原宮大極殿院
・ 藤原宮朝堂院朝庭
・ 藤原京右京九条二・三坊(瀬田遺跡)

 

●展示室のようす

復原した幢幡の展示の写真
藤原京出土の馬の頭蓋骨の展示の写真
土器の展示の写真
土器の展示の写真

 

カタログ『飛鳥の考古学2017』

¥400(税込み)

全21ページ、オールカラー

ミュージアムショップにて販売しております。

カタログの写真

 
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