特別展・企画展

春期特別展 「藤原京を掘る-藤原京一等地の調査-」

 

日時:平成29年4月28日(金)~7月2日(日)
    ※月曜休館
場所:飛鳥資料館 特別展示室
時間:午前9時〜午後4時半(入館は午後4時まで)
主催:奈良文化財研究所飛鳥資料館
後援:文化庁、近畿日本鉄道株式会社、
料金:一般270円(170円)/大学生130円(60円)
    高校生及び18歳未満、65歳以上は無料
    (年齢のわかるものが必要です)
    ※( )は20名以上の団体

今回の展覧会では、奈良文化財研究所がおこなってきた藤原京の発掘調査のうち、左京六条三坊の調査研究成果を展示します。

この場所は、藤原宮の東に隣接する京内の一等地であり、大和三山のひとつで、古代より多くの和歌にも詠まれた香具山の西北麓に位置しています。現在は、奈良文化財研究所 都城発掘調査部(飛鳥・藤原地区)の庁舎が建っていますが、藤原京では、左京六条三坊東北坪・東南坪・西南坪の地にあたります。

発掘調査は1985年から1987年にかけておこなわれ、古墳時代から中世までの遺構を数多く確認しました。なかでも特筆すべきは、コの字形に配置されたとみられる藤原京期の建物群で、四町を占める大規模な施設があったことが判明しました。この大規模施設は、当初はみやこの民政を司った「京職」であり、その後「左京職」に変わったと考えられます。

また、調査では、「香山」と墨書されたものを含む奈良時代の土器が多量に出土しており、平城京遷都後にも活発な土地利用がなされていたことがわかりました。

本展を通じ、藤原京の一等地における官衙の様相や土地利用のあり方、当時の人々の生活のようすなどを知っていただければ幸いです。

 

●講演会

日時:平成29年6月10日(土) 開演:午後1時半より
会場:飛鳥資料館講堂
講師:市 大樹 氏(大阪大学大学院・准教授)
演題:「藤原京の役所を探る」
※事前申し込み不要

●ギャラリートーク

日時:平成29年5月19日(金) 
午前10時~・午後1時半~

 

展示室のようす

 
土器の展示の写真
瓦の展示の写真
たくさんの土器の展示の写真
土馬の展示の写真
香山と墨書きがある土器9点の展示の写真
発掘当時のモノクロの写真を壁に貼って展示している写真
 

●図録

ミュージアムショップで販売しています。

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