飛鳥資料館第1展示室・寺院コーナーの瓦の展示をリニューアルしました。以前は飛鳥寺と7世紀中頃以降の瓦をいくつか展示するのみでしたが、今回のリニューアルで、飛鳥時代から奈良時代初頭にかけての飛鳥地域の軒瓦や鬼瓦がひと目でわかるような展示に変更しました。
冒頭からいきなり飛鳥を離れますが、当館所蔵の百済地域で見つかった軒丸瓦です。これらは飛鳥寺の創建瓦の文様にそっくりで、まさに百済から瓦博士が派遣されて飛鳥寺の建立に関わったことを物語る資料と言えるでしょう。

その後、瓦の作り方や文様が日本独自の変化を始めます。飛鳥地域では一般的に、軒丸瓦の蓮華文が素弁→単弁→複弁と変化しました。また、軒平瓦については、飛鳥寺などの最初の頃の寺院には存在せず、軒先にはただの平瓦を重ねて葺いていましたが、7世紀の前半頃から手彫りの唐草文などが登場し、その後、重弧文→偏行唐草文→均整唐草文と変化していきます。その変化もわかるような展示をしていますので、ぜひご覧ください。
また、飛鳥時代には鬼瓦に鬼が表現されておらず、蓮華文や重弧文が一般的です。当コーナーや第2展示室の山田寺の展示では、蓮華文の鬼瓦を展示していますのでこちらもぜひお楽しみください。
2026年04月16日(木曜日)