重要文化財
銀製鞘尻金具 刀身 銀製鞘口金具(ぎんせいさやじりかなぐ とうしん ぎんせいさやぐちかなぐ)
時代 | 飛鳥時代 7~8世紀 |
長さ(cm) | 2.6 (9.9) 3.4 |
幅(cm) | 1.0 3.1 1.6 |
厚さ(cm) | 0.8 1.1 0.3 |
キトラ古墳には、副葬品として二振以上の刀が納められていたとみられ、そのうち一振は銀製刀装具が取り付けられた直刀であった(黒漆塗銀装大刀)。写真はその大刀の鞘(さや)金具と刀身(とうしん)部分の破片である。写真上から、鞘口金具(さやぐちかなぐ)、刀身、鞘尻金具(さやじりかなぐ)である。刀身の表面には木鞘の木質が残り、その一部には黒漆が付着する。鞘口金具および鞘尻金具の内面にも木鞘の木質が残り、鞘尻金具の上下からは木鞘に留めるための銀製目釘が打たれる。銀装把もこれらと同一個体とみられる。