飛鳥と渡来人—檜隈寺、飛鳥時代の瓦と韓式土器

雷丘東方遺跡・藤原宮跡下層出土
檜隈寺の瓦
飛鳥寺造営の1世紀あまり前から、飛鳥・軽・身狭(むさ)・檜隈の地には多くの渡来人が定住し、手工業技術や宗教、言語などの知識をもって重用されてきた。衣食住全般にわたり、祖国での生活をまもった彼らが使った土器が韓式土器である。彼らは在来の人とは違って、竈に胴部の長い甕をかけて湯を沸かし、その上に円筒形で底に孔の開いた甑をのせて蒸し、取手の付いた深い鍋や平底鉢で煮物や雑炊を作った。