7世紀の飛鳥の地は、日本の政治・文化の中心でした。1400年の歳月を隔て現在は田んぼとなった飛鳥の地中には「日本書紀」の舞台となった数々の遺跡が眠っています。飛鳥の地では、今日も発掘の風景が見られ、新しい歴史を語る遺物が顔を出しています。飛鳥資料館ではこうした発掘成果を中心に、最新の飛鳥・藤原地域の研究成果を分りやすく展示している博物館です。
第1展示室では、日本に仏教が伝わった6世紀から8世紀までの飛鳥の歴史と文化について、考古資料・美術資料・レプリカ・写真パネルなどで解説いたしております。キトラ古墳の石室レプリカや高松塚古墳から出土した海獣葡萄鏡、飛鳥寺の塔心礎から見つかった宝物などは人気の展示物です。第2展示室では、法隆寺よりも昔に建てられた山田寺のかつての東回廊を本物の部材を使って再現しています。地階のロビーでは、ビデオ映像で飛鳥の遺跡や発掘の歴史をわかりやすく紹介しています。ぜひ当館で飛鳥時代の歴史を楽しく学んでみてください。
- ・高松塚古墳出土品(重要文化財)
- ・須弥山石(重要文化財)
- ・石人像(重要文化財)
- ・山田寺東回廊(重要文化財)
- ・飛鳥寺塔心礎埋納物
- ・坂田寺出土鎮壇具
- ・キトラ古墳壁画陶板レプリカ
- ・キトラ古墳復元模型
- ・飛鳥都1/500復元模型
- ・水落遺跡漏刻復元模型
- ・亀型石槽レプリカ
- 9月15日(土)光の回廊
- 9月16日(日)光の回廊 × WORLD ORDER
- ~9月17日(月)
飛鳥資料館 第2回写真コンテスト
「遥かなる華の都」 - 10月19日(金)~12月2日(日)
奈良文化財研究所60周年記念展
秋期特別展「花開く都城文化」 - 11月17日(土)特別記念講演会
講師:井上和人 氏